ハースストーン Tips

A Note on the Hearth

ハースストーンプレイヤーの備忘録

各種リソースについて

カードゲームをする上で、理解しておくといい概念のひとつにリソースがあります。リソースとは資源、カードゲームでは自分が使える戦力のことをさします。以下、重要度の高いリソースから順に挙げていきます。ランク戦では、デッキのマッチアップ毎に重視すべきリソースが変わってくるので、ここでは闘技場でテンポデッキを組んだ場合について考えてみます。

 

①ボード

ミニオン同士を並べてぶつけ合う主戦場です。多くの場合、ボードを優位にゲーム展開できた側が勝ちます。ボードを優位に保つことが、しばしば他のリソース(ライフ、ハンド)を守ることにも繋がります。

即効性のある呪文とは違い、ミニオンには召喚酔いがあるため、場に出したターンは動くことができません。一方で、使い切りの呪文とは違いミニオンは場にいる限り毎ターン行動することができます。これらの特徴をうまく利用しながらゲームを展開できれば、ゲームは優位に進んでいくでしょう。

 

②ライフ

ハースストーンでは、ゲーム開始時に各ヒーローに30点のライフが与えられます。相手のライフを、ミニオンの打点や呪文の直接ダメージによって先に0にすることが主な勝ち筋のひとつになります。

 

③ハンド

自分の行動の選択肢です。ミニオンを場に出したり、呪文を唱えたりするのは主にハンドを消費して行われます。

他のリソースと同じく、ハンドも相手との差でアドバンテージを考えることができます。ハンドのアドバンテージ差は、AoEを打つタイミングの指標になります。相手にハンド差で負けている場合は、「1:複数」交換を見込めるAoEは雑に切ってはいけません。

ハンドを増やす行為は、テンポを犠牲にしてしまうことが多いため、相手とのハンド差がさほどないときは、ミニオンの展開を優先した方がよいでしょう。また、ハンドは山札を減らすことで補充されます。長期戦になった場合、ドローを進めていた側がファティーグダメージにおいてより不利になってしまいます。

 

④山札

ゲームで使うことのできるカードの総量です。コントロール型のデッキの場合、山札の残り枚数の管理も重要な要素になります。

A.Bがお互いのデッキ30枚で全て「1:1」交換した場合、勝負は引き分けになります(厳密には、ファティーグダメージの多い後攻が負けるかと思います)。しかし、AがBのカードに対して1:2交換を重ねた場合、BはAのボードを捌ききれず、リソース負けすることになります。仮にリソース負けしていても、山札に「1:複数」交換を見込めるカードが残っていれば、ゲーム展開を逆転できる可能性はあります。しかし、山札がなくなった時点でボード、ハンドで負けている場合、逆転は見込めません。このように、リソース勝負において決定打となるのが山札切れです。

 

ハースストーンで管理の必要なリソースはおおまかにこれら4つです。ハースストーンは、上達するにつれて画面での視野が広がるゲームだと言われます。お互いの盤面からライフ、そしてハンド、更に山札こみでゲームプランを立てることができれば、勝ち筋をより明確なものにできるでしょう。