ハースストーン Tips

A Note on the Hearth

ハースストーンプレイヤーの備忘録

挑発ミニオンのフェイス or トレード

ミニオンで相手フェイスを詰めるのか、相手ミニオンとトレードして盤面を作るのかという選択は非常に悩ましく、どちらを選んでも裏目がある事が多いので、リスクの低そうな方を選ぶといった方法でしか行動を決定できません。

しかし、挑発能力を持ったミニオンのフェイス or トレードは、他のミニオンと比べて基準を設けやすいです。

 

挑発ミニオンの役割

挑発ミニオンの役割は、自陣にいる仲間ミニオンを相手ミニオンの攻撃から守ることです。これによって、盤面からの継続打点を確保し、試合展開を有利に進めていきます。

また、ライフを詰められている状況で致死圏に追い込まれることを防ぐ役割もあります。この役割は、挑発ミニオンでしか担うことができないため、序盤の選択肢のあるターンには非挑発ミニオンからプレイしていくことを心がけたいです。

 

現在、闘技場のプールで猛威をふるっている代表的な挑発ミニオンタール・クリーパーが挙げられます。3,4Tに5点を出すのは難しく、多くの場合カード2枚分とのトレードを強要します。

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このカードは、3Tにプレイしても十分な活躍を期待できますが、特に自陣が空であるときは、他のミニオンカードから先にプレイしたいです。

空の盤面に挑発ミニオンを置いても、自分のヒーローのライフしか守ることができません。それでも十分な仕事をしてはいますが、やはり打点の出るミニオンを守る使い方の方が挑発ミニオンに価値を持たせることができます。

また、タール・クリーパーの場合は特に顕著ですが、挑発ミニオン自体のアタックはあまり高くなく、トレード性能は低めに設定されている事が多いです。歴史愛好家のような、即座に処理することを求められるミニオンをプレイされた際、こちらからミニオンを使った処理は仕掛けづらくなってしまうので、3T選択肢がある場合は、3 3/4を先置きし、相手の3/4をアタック+ヒーローパワーで処理できるような盤面にしておけると心強いです。

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挑発のフェイス or トレード 

挑発ミニオンは、相手フェイスを詰める前提で考えを始めます。

盤面では、相手はミニオンをこちらの挑発にぶつけるしかないため、結局相手側からミニオンを挑発に当ててきます。このとき、こちらから挑発を使ってトレードを仕掛けてしまうと、ただただ挑発によるフェイスへの打点を損してしまっているということが分かると思います。

 

まずトレードを仕掛けることを考えるのは、挑発を持っていない周りのミニオンからです。周りのミニオンは、挑発が突破されない限り相手ミニオンの攻撃対象にはなりません。しかし、もちろん挑発ミニオンは攻撃対象になってしまうため、挑発ミニオンを生き残らせたい場合は周りのミニオンを使うなどして相手の打点を削る必要があります。サイズの大きい挑発で、今後有効な打点源になってくれそうな場合等は、生き残らせることを検討したいです。

 

挑発ミニオン以外によるトレードが済み、自陣の挑発ミニオンの攻撃によって相手の盤面を空にできる場合は、挑発によるトレードを検討します。主に、鬼軍曹をはじめとするバフで挑発ミニオンが倒れてしまいそうなときです。

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このようなシチュエーションでは、こちらからトレードして盤面を空にしておくことで、バフを腐らせ有利に試合展開を進めることを見込めます。特にパラディン相手には有効なプレイになるでしょう。

また、ローグには病魔の運び手という、ミニオンに猛毒を付与するカードが存在します。

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このカードはかなりパワーが高く、多くのプレイヤーがピックしていることが想定されるので、特にローグが相手であるときは挑発をトレードに回すことになっても念入りに盤面処理をしておきたいです。

 

ここまでのプレイは、盤面だけを見た場合のプレイです。

相手の手札には、除去スペルや急襲ミニオンが控えている場合もあります。特に除去札が確定除去である場合、あるいは急襲ミニオンによって一撃で挑発が倒されてしまう場合は、1:1以下の交換になってしまい挑発のバリューを十分にいかせないことが考えられます。あまり相手のライフが削れておらずゲームが長引きそうなときは、確定除去をケアする場合トレードに回る方が安全な選択になります。残り数ターンで決着をつけなければならないような状況では、バリュー勝負を捨て、フェイスを詰めにいくプレイも考慮したいです。