ハースストーン Tips

A Note on the Hearth

ハースストーンプレイヤーの備忘録

レノクエストメイジ ゼフリス学

レノクエストメイジのマリガンにおいて、基本的にハイランダーカードは全てキープを一考する価値があると思っています。これらを使うためにデッキ構築をハイランダーに縛っているのであって、使わずとも勝てるのであればわざわざハイランダーにする必要はないと思うためです。

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しかし、特に対アグロ戦で起こることですが、これらのカードが効果的に使えない、もしくは間に合わない場合、キープせずにデッキを回すためのドローソースや、序盤の除去札を探した方がよかったと思うこともあります。

確率論なので、分のいい選択肢はあると思います。一方で、私たちプレイヤーには感情があるので、好みの動きを実現するため、もしくは最も嫌な負け筋を潰すために最適な選択肢ではないものを選んでいることも往々にしてあるでしょう。

私はこのデッキを長期間回す中で、経験値を得るのと同時にプレイにバイアスがかかり歪んだ選択肢を選んでしまっているかもしれないことにあるとき気付かされました。その一例にゼフリスのキープの是非、加えてゼフリスの使用タイミングがあります。

ここでは、私のゼフリスの認識を再確認するとともに、これに目を通してくれたプレイヤーと意見交換をできたらと思い、私の主な使い方を書き連ねていきたいと思います。皆さんの選択肢の再考の材料に使ってもらえたら嬉しいですし、認識の異なる部分はフィードバックをもらえると助かります。

 

 

現段階で使用しているリスト

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対メイジ…キープしない(クエストメイジ)

エストメイジ

マリガン…キープしない

使い道…捻れし冥界密言・崩

 

エスト達成の速度では十中八九勝てないため、勝ち筋は細いですが受けきるプランを選びます。

相手のリストにヴァルゴスが入っていないことを祈りながら、クエスト+巨人をアイスブロックで受けます。巨人の並んだ盤面をフロストノヴァで固めながらレノで回復し、次のターンに全体除去で相手の攻め札を枯らします。フロストノヴァ+レノが9マナかかることから、その後のゼフリスの使用は10T目付近になるためキープは避けます。

フロストノヴァをレノの回復に合わせなければならないため、ノヴァ+終末予言者の除去はできません。また、クエストの使用に合わせてできるだけ巨人を全て吐かせたいため、ライフをフル近い状態で保っておく必要があります。よって除去に専念しなければならないためにクエストを進めづらく、クエスト+終末予言者の完成も間に合わない想定です。

 

レノメイジ、レノクエストメイジ

マリガン…キープする

使い道…野生の繁茂

 

これらのデッキは自分より遅いもしくは等速なので余裕があり、マナ加速でこちらの動きを押しつけやすくなります。特にレノクエストメイジはゼフリス、ヴァルゴスが採用されている関係で受けるプランを選択できないため、先にコンボを決めることを目指して繁茂を打ちます。

ミラーであれば、相手のアイスブロックを剥がすことで少ないコンボパーツで勝ちを狙えますが、秘策が複数貼ってある場合でも照明弾ではなくSI潜入工作員を提示する傾向があると思っています。マナを調整しても照明弾を出すことは確実ではないので、呪文相殺を考えているのかと思います。狙い通り秘策を剥がすことができるとは限らないため、やはり序盤にマナ加速を打つ使い方が最も効果的だと思います。

 

秘策メイジ

マリガン…キープしない

使い道…聖なる一撃密言・死混沌爆発酸性沼ウーズ光輝聖なる光癒しの手

 

秘策メイジ戦は、レノ・ジャクソンが一番のキーカードとなります。

火力だけで30点出せるため、特に相手のデッキ圧縮が進んでいる場合は回復なしでは受けきれません。逆に、レノを自然に着地させることができれば一気に優位に立つことができるため、最優先で確保しておきたい一枚です。

レノを握れなかった場合、除去を優先しながら、レノを引くためにデッキ圧縮も進めたいため、その場しのぎの延命手段の一つとなりがちなゼフリスのキープ優先度は高くありません。

 

対デーモンハンター…キープしない(奇数デーモンハンター)

奇数デーモンハンター

マリガン…キープしない

使い道…ホーリーノヴァ御魂斬り酸性沼ウーズ密言・死聖なる光等回復カード

 

奇数デモハンは、最序盤から横展開を重ねてくるため、序盤のゼフリス一枚で状況が好転することは少ないです。3/2のボディも相手のヒーローパワーで取られるサイズなので、盤面の取り合いにも参加することができません。そのため、ゼフリスには武器破壊や範囲除去、回復などゼフリスにしかできない役割を持たせたいところです。

これらはおよそ6Tあたりの動きであり、6Tまで耐えるために要求される動きがかなりシビアな上、同じ6Tの動きであればレノの確保が優先されるためゼフリスの優先度は高くないと考えています。このマッチでは、全力で相手の動きについて行くためにクエストもマリガンで返します。

 

対ウォリアー…キープする(海賊ウォリアー)

海賊ウォリアー

マリガン…キープする

使い道…酸性沼ウーズ聖なる一撃密言・痛聖なる光等回復カード

 

上のリストは武器破壊カードを積んでいないため、ゼフリスのみが武器破壊できるカードです。現在の海賊ウォリアーの武器はどれもやっかいな付加効果を持っている反面、武器の採用枚数は多くないため一度武器を壊してしまえば相手のゲームプランを大きく損なわせることができます。

特にレンチカリバーは複数回振らせてはいけない武器なので、装備された次のターンには確実に破壊できるよう、キープしておきたい1枚です。

デモハン同様このマッチもクエストを返すことができます。

 

奇数ウォリアー

マリガン…キープしない

使い道…血の乾きなど打点を伸ばすカード

 

相手は莫大な量の装甲を稼ぎ、エクストラターンを経由しても削りきれないほどの耐久力を得ることを目指してきます。道中でのこちらの盤面展開が不十分だと、アーマーを削ることができず逃げ切られてしまう恐れがあるのに加え、コールドライトの託宣師によりエクストラターンで使用するコンボパーツを落とされると打点を大幅に削がれるため、削りきるための保険にゼフリスを打点としてとっておきたいです。

相手から攻めてくることはなく、パーツを集める時間は十分あるためキープの優先度は低いです。

 

 対ドルイド…キープしない(翡翠ドルイド)

翡翠ドルイド

マリガン…キープしない

使い道…乱闘捻れし冥界密言・崩

 

翡翠ドルイドは、軽いスペルを多く積んでいるため、ケルサスを絡めた大量展開を押しつけてくるターンがあります。これを返せるカードがゼフリスです。

相手のマナ加速の速度にもよりますが、展開ターンはおよそ7Tあたりになるでしょう。

7Tまで、亡霊の書魔力なる知性+αで3枚ほどドローを進めてある場合、ゼフリスを引いている確率は50%を超えます。万が一ゼフリスを引けなくとも、凍結スペルを駆使することでカードを引くための猶予ターンをいくらかもらえるためたいていの場合除去が間に合うと思います。よって、デッキを回すカードを探すことを優先しゼフリスは返しています。 

 

対シャーマン…キープしない(ビッグシャーマン)

ビッグシャーマン

マリガン…キープしない

使い道…大いなる解呪

 

コストを踏み倒した大きいミニオン祖霊の導きをつけることを狙ってくるデッキであるため、呪術や沈黙効果を持つスペルが刺さります。しかし、一度処理に成功しても何度も展開されてしまうため、その場しのぎの解決にしかならないことが多いです。

確実に勝つために、クエスト達成までは他のカードで凌ぎ、エクストラターンで大いなる解呪を使って敵挑発ミニオンを無力化することを見据えたいです。

 

偶数シャーマン

マリガン…キープする

使い道…乱闘密言・死混沌爆発

 

中型を並べてくるデッキなので、ゼフリスはできるだけAoEとして使用したいです。しかし、4Tのドラナイのトーテム彫師炎まとう無貌のもの等、大型を置かれた場合は、ダメージをもらうことが出来ないため密言・死として使用します。

 

対プリースト…キープする(ハイランダープリースト)

ハイランダープリースト

マリガン…キープする

使い道…野生の繁茂

 

相手もotkを狙ってくる同じようなコンボデッキです。

コンボの完成を優先するため、盤面の圧はそれほど高くないことが多いです。

完成速度で負けないために、早いターンでマナ加速を打っておくことは非常に有効です。

 

パラディン…キープする(メカパラディン)

メカパラディン

マリガン…キープする

使い道…密言・死呪術乱闘大地の衝撃密言・崩

 

盤面のメカに超電磁を重ねて処理できないサイズを押しつけてくるデッキなため、相手の展開の仕方にもよりますが変身系のスペルが有効です。

極力盤面にメカを残さない立ち回りが求められます。

 

奇数パラディン

マリガン…キープする

使い道…魔力の爆発混沌爆発乱闘

 

並べた新兵をバフして戦うデッキです。

なるべく新兵の除去に徹したい一方、全力で除去していると除去札が枯渇し、バフの乗った新兵を倒せなくなる事態に陥ってしまいます。ある程度引きつけながら、バフカードを切ったタイミングで除去できると勝ちに大きく近づけます。

 

 対ウォーロック…キープする(キューブウォーロック)

キューブウォーロック

マリガン…キープする

使い道…酸性沼ウーズ大いなる解呪

第一に目指すのは、マナアリの髑髏の破壊です。悪魔を踏み倒されてしまうと肉食キューブをプレイされやすくなってしまう上、少ない印象ですがドゥームガード採用型であれば攻めきられてしまうことがあるため、髑髏は最優先で破壊したいです。

相手がマナアリの髑髏を装備しなかった場合でも、ヴォイドロードをうまく羊に変身させることができず、数を増やされてしまった場合に、大いなる解呪によって巨人を顔に通す役割があるため、勝利プランに大きく関わってくるカードです。

 

ディスカードzoo

マリガン…キープする

使い道…聖なる一撃密言・痛密言・死乱闘混沌爆発聖なる光等回復カード

 

相手のミニオンはヘルス3が多いため、3/2のボディでトレードを狙いやすく、小回りの利く打点もないため序盤であれば有利トレードを期待しやすいです。

いつ使っても強いため、返して序盤のみ役割を持てるカード(終末予言者など)を探しに行ってもいいかもしれません。

 

メックトゥーンウォーロック

マリガン…キープする

使い道…野生の繁茂

このマッチも、先にパーツを揃えた方が勝つotkデッキミラーです。

盤面の圧は皆無なので、ゼフリスはマナ加速に使いその後の動きを滑らかにすることを狙っていきたいです。