ハースストーン Tips

A Note on the Hearth

ハースストーンプレイヤーの備忘録

無課金MTGA 1年経過時点での資産状況

去年の6月にリリースされたMac版MTGAからマジックを遊び始めておよそ一年が経った。正確には少し過ぎてしまったが、ひとつの節目を迎えたことにして現在のコレクション収集状況を確認したい。ちなみに、このアカウントは一切課金をしていないため、無課金で進めたいがカード収集面で追いつけるか不安があるといったプレイヤーにも参考にしてもらうことができると思う。無課金プレイヤーに向けて、私が意識してきた金策についても少し触れてみたいと思っている。ゲーム内の細かいシステムや用語については説明を省くため、これから始めようと思っている方には読みづらいかもしれない。適宜解説サイトを調べて知識を補完して欲しい。

 

 

資産状況

ゴールド:7625 ジェム:2810 未開封パック:AFR約50

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所感

 

私のプレイスタイルは、常設されているイベント戦スタンダード/ヒストリックにて1日あたり4勝を目安にゲームをプレイし、ゴールドを稼ぐ。不定期に開催されるイベントの参加費や、日替わりセールに並ぶアバターやスタイルの購入費を確保した上で、残りをプレミア/クイックドラフトの参加費に充てる。ドラフトの報酬で得たジェムを使ってマスタリーパスを購入し、シーズン中にマスタリーレベルを最大まで上げることを目指すといったルーチンをとっている。

カードの獲得源は、マスタリーパス及びドラフト報酬に含まれるパック、ドラフト参加報酬のピックしたカード群、イベント戦勝利報酬のレアカード。ワイルドカードの獲得源は、パック開封ボーナスと、イベント戦報酬のアンコモンやパックから出る余剰コモン・アンコモンによるVaultポイント。

カードが集まってくると、デッキ作成のコストはスタンダードでレアワイルド5~10、神話ワイルド0~3ほど、ヒストリックでレア10~、神話5~ほどになる。現在のワイルドカード所持枚数と照らし合わせると、各フォーマットデッキ3つずつくらい作れる計算だ。これだけ自由が利けば数環境は不自由無く渡れるし、余剰資産は加速度的に増えていくことを加味すると今後さらに余裕ができてくるだろう。

他の類似DCGと異なり、マスタリーパスもゲーム内通貨で購入することができる点が無課金プレイヤーにとって非常にありがたい。スリーブやアバターといったサプライに限らず、パックやゲーム内通貨での還元もあるし、ドラフト参加券が報酬に含まれているのも面白い。腕次第で価値を何倍にすることもできる。

 

無課金プレイということでゴールドを倹約していたかというと、そうでもない。むしろかなり散財した方だ。

ストアを開くと日替わりで更新されているセール一覧から、アバターとスリーブはほぼ全て購入していた。カードスタイルも、拡張アートなどの気に入った絵柄、環境で活躍しているカードの立体スタイルはそこそこの頻度で買っていた。お気に入りデッキのディミーアローグは、メインボードが全てスタイルになっている。ここに費やした費用はばかにならない。全てドラフト参加費に回す方がコスパはいいと思う。

 

このゲームは比較的無課金に厳しいという評判も目にするが、私としては勝率がカード収集効率に大きく反映されるような印象を持っている。上手ければ不自由なく稼げるし、勝てないと思うようにカードが集まりにくいかもしれない。カードゲームに慣れていればもちろん資産面は心配ないし、そうでなくても意欲を持って続けていれば勝率は自然とついてくるだろう。無課金に厳しいというよりも、確率観に疎いプレイヤーには辛いゲームであるように思う。システム上土地事故や先手後手の短期的偏りなどは避けられないため、この辺りが気になる場合はゲームに適性がない可能性がある。カードゲームを楽しむにあたって求められる素養は後天的に身につけることができる性質だとは思うが、あまりに不快な点が目につく場合は無理をしない方がいい。マナシステム関連はもっと不快を感じにくいシステムが採用されたDCGが出回っているので、カードゲームに興味がある場合は他を当たってみるのも手だ。

 

実践した金策

ストアではパックを購入しない

パックの入手ルートは、ドラフトもしくはイベントに限定した。つまり、ストアに並んでいるパックは一度も購入していない。厳密には、日替わりセールにたまに並ぶ10~20%オフのパックは始めたばかりの頃買っていた。しかし、ドラフトやイベントに比べるとセール状態でも恐らく割高なので、ある時を境にぱったり買わなくなった。

 

ドラフトは、勝利数に応じてパックとジェムを獲得できるリミテッドイベントだ。参加費はゴールドとジェムどちらでもいいため、ゲーム内通貨であるゴールドを有償通貨であるジェムに変換できる貴重なイベントになっている。ここで勝てるかどうかは、長期的に見て資産効率に莫大な影響を与える。初めのうちは知識がないため勝てなくて当然なので、資産効率は気にせずドラフトの経験値を稼ぐイメージでどんどんチャレンジするのがいいだろう。クイックドラフトであれば、リターンが少ない代わりにリスクもかなり抑えられているため、気兼ねなく挑戦できるのではないかと思う。リミテッド巧者による生配信や動画配信も盛んなため、上手く活用すればリスクなしでリミテッドの知識を得ることもできる。

イベントは、拡張実装後1週間ほど経った頃にくる構築イベントのことを指している。スタンダードフォーマットであればメタゲームチャレンジという呼称だ。

○敗するまでに何勝できるかを競うもので、最大勝利数の7勝を記録すれば、参加費2000ゴールドの15倍相当の報酬が手に入る。形式はBo3のため長丁場になるが、参加費が安いため挑戦しやすい。強いデッキを持ち込んで何度か回数をこなせば7勝近くまで辿り着けるくらいのイベントなので、構築戦に自信のあるプレイヤーは参加すべきイベントだと思っている。

 

構築イベント戦に挑戦する

上の話の後でややこしいが、こちらのイベント戦はゲーム内に常設されているイベント戦のことを指す。入場料がかなり安く元も取りやすいため、他にイベントがなければこのモードをプレイし続けるのがいい。少なくともラダーを回すよりははるかに生産性が高い。

Bo1とBo3があるが、Bo1のほうがコスパがいい。Bo1であれば6ゲーム勝てば報酬カードがレア2枚確定になるのに対し、Bo3は8ゲーム勝たないとレア2枚が確定しないからだ。

このゲームのBo3はとても楽しいのだが、コスパを優先するならBo1で周回効率を上げた方がいいように思う。

 

毎日4勝を目指す

1日4勝を目安にゲームをプレイしたい。なぜなら、4勝目までデイリークエストのゴールド報酬の割がいいからだ。カード収集やマスタリーEXPまで考慮すると6勝目まではコスパがいいらしい。余裕があればコンスタントに6勝以上稼いでもいいかもしれない。

1日3~4勝のペースで遊んでいれば、シーズン内でマスタリーパスを完走することは容易だ。完走してから10Lvほど余るくらいだったと思う。

 

1シーズンのルーチン
  • スタンダードイベント戦Bo1で1日4勝を目指す。
  • 貯まったゴールドでリミテッドイベントに参加する。
  • リミテッドでゴールドから変換したジェムを使いマスタリーパスを購入する。
  • 腕に自信があればメタゲームチャレンジなど不定期イベントに参加する。