ハースストーン Tips

A Note on the Hearth

ハースストーンプレイヤーの備忘録

ネオンアーケード7連4勝 黒単ミッドレンジ

現在開催されているカードスタイル収集イベントにおいて、最大効率である7連続4勝にてスタイルをコンプリートすることができた。一過性の攻略記事は好まないのだが、好成績を残せたことに加えこのイベントに苦戦している層もいるようなので、そういった層にこのような記事が届くのか興味が湧き、試しに書いてみることにした。

このイベントはカード資産が増えるタイプのイベントではなく、サプライを好んで集めるプレイヤーに向けたイベントなので、カード資産に困っておらず余裕のあるプレイヤーにとって参加しやすいものになっている。カードゲームでは、戦績に比例した報酬を設定することで競争を促す構造になっていることが多く、それはMTGAも例外ではない。このため、資産に余裕のあるプレイヤーとはすなわちプレイスキルの高いプレイヤーである確率が高い。よって、この記事の内容は使用デッキ掲載と簡単なコメントの記載のみにしたいところだ。しかし、実際にイベントに参加した手応えとしては、必ずしもそうであるとは言えないように感じている。ターゲットとする読者層がぶれてはしまうが、前提知識のような部分も少し紹介しておこうと思う。

 

デッキリスト

Mono Black Midrange - Neon Arcade • Decks • MTG Arena Zone

ここで紹介されているリストをそのまま使用した。スタンのメタゲームチャレンジの時に既に黒単を作成していたため、それを流用して組んだ。雰囲気は若干遅めのミッドレンジで、コントロールデッキとも呼べそうだが、掲載元ではミッドレンジとして紹介されているため名称はそれを踏襲した。

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基本

アドバンテージ - MTG Wiki

基本的に、この記事に書いてある考え方に基づいてゲームを作っていく。もう少し突っ込むと、テンポを気にかけながらカードアドバンテージを稼ぐプレイを心がける。

リンク先にも書いてあるのだが、テンポを気にかけるとは、1マナのクリーチャーに2マナの除去を打たないようにするといったような事である。もちろん例外は多々あり、放置すると延々アドバンテージを稼がれてしまうシステムクリーチャーのようなカードにはテンポなど気にせず除去を切る。テンポの概念はあくまで迷ったときの意志決定指針として使いたい。

カードアドバンテージを稼ぐとは、カードをドローしたり、1枚で相手のカード複数と交換したりすることを指す。並んだ相手クリーチャー達を全体除去一枚で対処するといったプレイだ。近い将来全体除去を打つことが確定している場合、自分のクリーチャーが巻き込まれカードアドバンテージを失うことを避けるため、自陣は展開したくない。しかし、あからさまに展開を緩めると、相手が感づいてAoEをケアしてくることが考えられる。気取られない程度に展開しつつ、損害を小さくしながら相手の脅威を釣って全体除去に巻き込むようなやりとりを進めていき、ゲームを自分のペースに持ち込みたい。

ポイント等

アップキープに動くなど、トリッキーなプレイはあまり求められない。マリガン基準はかなり緩く、2Tに動ける手札を及第点に、3Tから動ければ妥協可能という感覚で手札を整える。宝物を出すことにこだわりすぎる必要もないし、テンポスイングを起こせそうなタイミングで雑に宝物を使っても問題ない。

何もしていない状態であれば、腐乱トークンでアタックしてからトークンが破壊される前にインスタントを唱えるタイミングが入らないのだが、フルコントロールにしておけば破壊前にインスタントで割り込むことができる。『命取りの論争』の他にも、『波止場の料理人』や『スカルポートの商人』のようなカードのサクリファイスコストを払う際にも使えるため、知っておいて損はないテクニックだ。戦闘時のフェイズ以降が激しく、ただフルコントロールにしておいてもすぐ外れてしまうので、確実にサクりたい場合は「shift+enter」を利用するとよさそうだ。

私の周回では、対戦相手は思い思いのデッキを持参しており、特定のデッキに偏っているといった印象は受けなかった。白単や赤単のようなデッキが若干きついので、アグロに対応できそうな手札から始めるのもいいかもしれない。